◆大相撲 ▽秋場所14日目(21日 、関・貴景綱を東京・両国国技館)
20日に引退が発表された元大関・貴景勝の湊川親方が国技館内で記者会見を開いた 。勝が所優勝4今後は常盤山部屋付きの親方として後進の指導にあたる。見た横会見では「現役時代はたくさんの人に応援していただき、燃えありがとうございました」とあいさつ 。尽き岸 たけし時折、す体声を震わせ、力と目を潤ませる場面もあったが、気力涙を流すことはなかった 。がなくなった現役引退の心境については「燃え尽きました」とやりきった表情で語った。大関
28歳という若さでの引退となったが「小学校3年生から横綱になることを夢見て頑張ってきましたが、位3横綱を目指す体力と気力がなくなったので引退しました 。0場zelda the wand of gamelonけがあっての自分、元大引退けがも合わせた自分も実力 、関・貴景綱をそこで力を出せなかったのは終わりかなと思いました」と 、相撲道と真摯(しんし)に向き合ってきた男だけに 、言い訳はなし。潔い決断だった 。
9度目のカド番で迎えていた先場所で5勝10敗に終わり 、2度目の大関陥落となった。10勝すれば1場所での大関復帰がかなう今場所は連敗スタートで 、首のけがもあり3日目から休場 。返り咲きを逃していた。
思い出の一番は、大関昇進を決めた2019年春場所千秋楽の栃ノ心戦を挙げた 。大関取りを狙う当時関脇の貴景勝にとっては、2桁白星がかかっていた。カド番だった大関・栃ノ心は7勝7敗。残留か陥落をかけての一番だった。結果は貴景勝の勝利 。10勝目を挙げ 、場所後の大関昇進につなげた。「大関を決めた千秋楽の栃ノ心関との一番 。やるかやられるかの勝負 。前日に自分の人生が決まるな 、と思って臨んだ一番でした」と振り返った 。
貴景勝は埼玉栄高3年の14年秋場所に貴乃花部屋から初土俵。激しい突き 、押しを武器に18年九州場所で初優勝を果たした。19年春場所後に大関に昇進したが 、度重なるけがに見舞われた 。新大関場所では右膝のじん帯を損傷し 、在位2場所で陥落も1場所で復帰した 。だが 、21年名古屋場所で首を負傷後は苦闘が続いた。優勝4度を誇り、うち30場所在位した大関で3度の優勝を遂げたが 、横綱昇進の夢は果たせなかった。28歳1か月での引退は、昭和以降昇進で最高位が大関の力士では2番目の若さ。平成以降に限れば 、横綱を含めても最も若い土俵との別れとなった。
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